限られたスペースでバッテリーと内野手だけで行うソフトボール

6人制ソフトボール グランド

6人制ソフトボール大会が行われたグランド

紹介ビデオ(YOU TUBE)
上記、画像をクリックすると映像が再生されます。
音が流れますのでご注意ください。

金城先生(左)と佐藤先生(右)

6人いればプレーが出来る、そんな画期的なソフトボールが6人制ソフトボール Six-Softball です。

先ずは簡単にルールを紹介しましょう。
守備はバッテリーと内野手のみ。試合は1ボール2ストライクから始めます。グランドは各ベースから外野方面へ15mのポイントが外野フェンスになります。
試合は7イニング制で時間制限が60分です。60分過ぎて同点の場合にはタイブレークに入ります。

次に試合の面白さを紹介します。(ココが面白い!)
試合は2ストライクから始めますので制球力のないピッチャーでも余裕を持って投げることができます。
逆に打者にとっては追い込まれた状態ですのでとても緊張した状態でバッターボックスに立つことになり集中力が求められます。
また、試合展開が早いため緊張感の中でプレーを楽しむことができます。更に、グランドが狭いためホームランが出やすくプレーヤーの喜びが増します。ホームランはやっぱりいいものです。

効果を説明します。(ココが凄い!)
◉7イニング、60分制、しかも2ストライクから始まりますので試合展開がスピーディーで、選手たちが多くの経験を積むことができます。※対戦チームの状況によって、1ストライクから初めても構いません。
◉少ない人数で出来る為チームを組みやすくなります。
◉失敗してもすぐ次の打席がきますので反省を活かすことができます。
◉グランドが狭いためホームランが出やすく、選手の喜びや自信に繋がります。
◉1球勝負のなかでどう攻めるのかを考える為、指導者にとっても勉強になります。
◉バッターはバントを失敗できないので、1球で決められる技術を高める、あるいは習得することができます。
◉場所をとらないため、グランドの確保が容易になります。
◉試合時間が短いため多くの試合を行うことができます。

6人制ソフトボール誕生について
加速的に進む少子化に加え、中学校の女子ソフトボール部員の減少が顕著になっています。実際、その現実を目の当りにした方がちはら台西中学校の金城先生です。 毎年10名近く入部しており、平成28年には部員全員がソフトボール未経験者で県総体を勝ち抜き、関東大会にも出場した金城先生が受け持つ女子ソフトボール部の昨年の新入部員はゼロでした。 部員確保の難しさを肌で感じた金城先生はソフトボールを通して交流されている千葉経済大学附属高等学校女子ソフトボール部の監督である佐藤先生とこれからのソフトボールを幾度となく語り合いました。 メリットやデメリットなど、幾度となくシミュレーションを重ね、そうして出来上がったのが6人制ソフトボールでした。少人数でしかも場所をとらないでできるソフトボールの誕生です。

 

6人制ソフトボール大会参加の中学生のみなさん

ちはら台西中学校
東牧野はんな選手

実際にプレーをした中学生の声
「Six-Softball は、6人でプレーしますが、9人制の試合にも繋がるプレーも多かった。 2ストライクからなので、打席も守備も常に緊張感があり、1球の大切さが改めて実感できる試合になりました。 普段の練習から1球の大切さを意識して練習していきたいです」

 

千葉県ソフトボール協会では、6人制大会について推奨すると同時に、大会を開催する皆様の問い合わせを受け付けます。
「6人制ソフトボール Six-Softball」は出来たばかりです。金城先生、佐藤先生および関係者の皆様のご協力をいただきながら多くの方々にソフトボールの楽しさを広めてまいりたいと思います。