千葉県ソフトボール協会の公式サイトです。
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会長 井之上 哲夫
2022年4月に会長職を拝命し、4年目になります。
今年の春の全国大会で、小中高チームが大活躍し、上々のシーズンスタートとなりました。今後が楽しみです。
さて、拝命当初から中学校部活動の地域移行について話題にしてきました。現状は各市町村の取り組みにかなりの差がありますが、今年が改革推進期間最終年になります。不安要素は多々ありますが、ソフトボールが生涯スポーツとして優れた競技であることを再認識し、現在活動している選手たちのの活動の保証と、あらたに活動に関わりやすくする環境作り、いわゆる普及につながる制度改革にしなければなりません。となると、今後、協会の役割がより一層重要になると予想されます。
次に、再掲になりますが、他人を気遣うという社会生活で最も重要な関わりをどこで学ぶのですか?理想をいえば一番は家庭でしょうが、現実的ではありません。そこで長いこと学校に委ねてきました。学校では、学習活動以外の特別活動を通じて「気遣い」という言葉を教えてきたはずです。運動部・文化部の区別無く、部活動を通じて育んできたことでもありますが、上記の通り、今後その仕組みが崩れ、その難題を地域に委ねようとしています。ソフトボール愛好者の皆さん、今こそ、何をすべきかをあらためて考えませんか。県外の取り組みの例ですが、市長さんの提案で市内十数カ所の公園にキャッチボールの出来るコーナーを設けることになりました。懸念される他者への危険回避については、フェンスで囲むことで解決です。予算のかかる取り組みですが、市内の子ども達からの要望に応じたとのことでした。地道な取り組みですが、先ずはキャッチボールが出来ればと嬉しくなります。
あらためての話になりますが、ソフトボール競技の良さを感じてください。若年層から高年齢層まで幅広く集団競技として楽しめます。屋外で大人数が汗をかき、お互いを気遣いながら、1球に集中できることの素晴らしさ・楽しさ・充実感を選手・役員の皆さんで共有して欲しいです。個々の力量に頼ること無く、チームワークという大きな力を発揮できる競技でもあります。結果的に上記の懸念されている課題の解決につながるはずです。
千葉県協会としては、かなり前に、競技力向上を最大の目標に掲げてきた歴史を反省し、普及・啓発という大きな柱を加え、二本柱を目標に据え、今後のさらなる発展を目指すことになりました。取り巻く環境は、厳しくなっていますが、我々ソフトボール愛好者の取り組み次第で、ソフトボールの魅力を伝えることは可能であると確信しています。今年度活動方針の中に、行政との連携でクリニック・フェスティバル等の普及活動を行うという項目があり、先日開催の県協会理事会で承認されました。今後、各地域への波及も含め、より発展させられるかが課題になります。
その課題の克服のために、皆さんのご理解・ご協力をお願いせざるを得ません。重ねて、宜しくお願いします。